┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓ 　　　　┃さ┃┃く┃┃ら┃┃日┃┃記┃　　〜ボクとさくらのほのぼの劇場〜 　　　　┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛ ============================================================================= １２月１０日「徹夜の友」 どうもボクは夜型の人間で、ペーパークラフトを制作するのは いつも夕方から始めて明け方までになってしまいます。 朝から起きていても、日中はダラダラと過ごしてしまい、 エンジンがかかるのは決まって夕方になってからなのです。 と云うわけで、 今までは 皆が寝静まった夜更けに独りちょきちょきとやっていたわけなのですが、 最近はちょっと違います。 そう、徹夜のお供ができたのです！ その名は「さくら 」（ジャンガリアンハムスター）サクちゃんです。 ボクがいつものように夜中制作していると、ガサゴソと音がします。 「あ、さくらが起きてきた！！ おお、ハニー。キミはボクの徹夜の相棒。ボクがルパンならばキミは次元、 はたまた五右衛門、もしかしてふ〜じこちゃ〜ん？ それはともかく、独りじゃないってしあわせ�｡ おかげでどんなに心強く、且つ心安らかに作業できることか。 ありがとう、サクちゃん。」 なんて感じで制作意欲に弾みがついたりするのです。 そのうちに、起きてきたさくらはいつものようにグルグル （ハムスターが中に入って運動するやつ）でがらがらとまわり始めます。 「やってるやってる。かわゆい奴よのう。」 などと思ってニコニコしながら作業していられるのも束の間、 だんだん彼女のテンションはあがっていきます。 まるで何かに取り憑かれたように夢中、ノリノリです。 そのまわりっぷりの激しいこと激しいこと。 ガランガランとまわるあまりのけたたましさに、 さっきまでとは一変して作業に集中できず、イライラしてきたボクはカンカンになって 「ええい、うるさい！とっとと静かに寝てしまえい！」 などと、思ってしまうのでした。 人間って身勝手な生き物なのね．．． しかしながらそんなボクの心の叫びがが彼女の耳に届くはずもなく、 さくらさんは朝が来るまでなお一層景気よくまわり続けるのでした。 　　　　　　　　　　　　　トップページへ　│　前へ　│　つづきへ