┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓┏━┓ 　　┃み┃┃か┃┃ん┃┃日┃┃記┃〜ボクとみかんのドタバタ仔育て奮闘記〜 　　┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛┗━┛ ============================================================================= １２月２８日「お散歩デビュー」 朝１０時、ボクは気合いを入れてスポーツウェアに身を包みます。 走り回るみかんをとっつかまえて頭から胴輪をかぶせ、バックルでとめます。 「よしっ！」 左手小脇にみかんを抱え、右手にはトイレ始末のちりがみとビニール袋。 いざ出陣！です。 今日はみかんのお散歩デビュー。 マンションのすぐ脇の歩道までみかんを抱えて連れていき、 そっと地面に下ろしてあげました。 はじめて外の世界に降り立ったみかんは、きょときょととして不安げです。 右に行っていいのか、左に行ったらいいのかまごついた様子で、ボクを見上げます。 「みかん、おいで。こっちだよ。」 綱をもって呼ぶと、ちょこちょことやって来るみかん。そしてペタン、と座ります。 そしてその繰り返しが延々と続くのです。 なんだか、ボクの散歩にみかんを付き合わせてるみたい。う〜む。 いままでのみかんの様子から、ボクはてっきり 散歩に出たら、ボクを引っ張ってまわるであろうと思っていたのですが、 どうやらそれは拍子抜けで、彼女はなかなかに慎重さんのようです。 でも、通りすぎる人達はだれもがみかんを見ると、かわいいかわいいと声を掛けてくれます。 「でしょ、でしょ。かわいいでしょ〜。そりゃあ、うちの仔だもんよ。えっへん。」 と、ボクは心の中でつぶやきつつも、ニッコリ笑って歩き出します。 周辺をひとまわりしたあと、 「今日はこのへんにしとくか、みかんくん。」 と、僕たちは家へと引き返しました。 そしてこれからシャンプータ〜イム！ 家に着いた早々風呂場に閉じこめられ、お湯をかけられたみかんは 「ヒュ〜ン、ヒュ〜ン。」と鳴いてすみっこへと逃げていきます。 不安で落ち着かないようなのです。 そんなことにはお構いなしに、ボクはぬるま湯を浴びせかけ全身をぬらしてやり、 シャンプーでアワアワにします。愉快愉快。 水にぬれて毛がペタンとなると、みかんは思ったよりも小さく、まだまだきゃしゃです。 「もっと食べて重くならないといかんねぇ。」 バスタオルでモミクチャにされつつ、 「そんなことはど〜でもいいから放してよぉ。」と迷惑顔でボクを覗き込むみかん。 やっと開放され、「ふぃ〜〜っ、終わった終わったぁ！気持ちい〜！」（みかん心の叫び）と、 ブルブルブルッと身体を振るわせ、いいにおいになってルンルンですっ飛んでいきました。 散歩はもちろんですが、ボクはこのときが来るのを待っていたのです。 （さすがにウンチでズブズブになってしまったときは、ぬるま湯で流していたのですが、） ひと月ほどお風呂に入っていないみかんは、さすがにプ〜〜ンとしちゃってたので.... 。 　　　　　　　　　　　　　トップページへ　│　前へ　│　つづきへ